ホームページを寺院(お寺)が持つことは、珍しくなく「当たり前」になりつつあります。寺院(お寺)がホームページを作って持っていたとしても、「ただ、あるだけのホームページ」になってしまっているという声もよくお伺いします。
寺院(お寺)を始めて利用する方、今まで長くお付き合いがあるかた、皆様にとって使いやすく、深くお付き合いをしたいと思っていただけるようなものである必要があります。
そのためにも、寺院(お寺)のホームページ作りで、失敗をしないことが大切になってきます。
実際に、「寺院(お寺)のホームページでよくある失敗」とはどのようなものか、5つのよくある失敗例について詳しくご説明いたします。
【失敗例1】ご住職がどんな人なのかわからない
よくある失敗例1つ目は、ご住職がどんな方なのか分からないホームページです。
いままでの寺院(お寺)の歴史や考え方については、詳しく掲載されていたとしても、ご住職のお顔が見えないホームページは、お付き合いをしていく中で不安に思われたり、敷居が高そうと思われる方も多くなってしまいます。
寺院(お寺)と、関わりを持つということは、ご住職とお付き合いをしていくということと、ほぼ同義になります。問合せをしてみないと、ご住職について知ることができないより、問い合わせの敷居を下げるために、ご住職についてホームページに掲載することをおすすめします。
あいさつの文言を掲載したり、お顔の写真を掲載したりすると、雰囲気も伝わり、よいホームページになるでしょう。
善称寺さまのホームページでは、お顔が見えて、とても安心感があるのがおわかりいただけるかと思います。
【失敗例2】境内の様子が分からない
寺院(お寺)の境内の様子が分からないホームページがよくある失敗例の2つ目です。
古い境内だから…、何を映したら良いか分からないから…、など、様々な理由で境内のお写真を掲載されていないところが多いようです。
始めて寺院(お寺)と関係を持つことを検討している方にとって、境内は行かないと分からないので、事前にホームページなどを使って、確認する方も多くいらっしゃいます。
また、行ってみた時とのギャップをなくすためにも、フリー素材などの関係のないキレイな画像を使うことは辞めておくことをお勧めします。しっかりプロのカメラマンに撮影してもらった、自分の寺院(お寺)の画像をホームページに掲載しましょう。
【失敗例3】何ができる寺院なのか伝わらない
先祖供養や、葬儀、墓地造営、御朱印、書写、修祓、祈願、鑑定など、お寺で出来ることは多岐にわたります。
「〇〇ができる寺院(お寺)を探している」という方にとって、何ができるか書いていないお寺のホームページは、このお寺では〇〇はできないとう判断になってしまいます。
お受けしたいことはしっかりホームページに掲載する、お受けしたくないことはホームページに掲載しない、といった具合にしっかり、ホームページを活用して、出来ることをアピールすることが大切です。
【失敗例4】アクセス情報が掲載されていない
法要などで、年に数回しか寺院(お寺)を利用することがないという方も多いかもしれません。お寺の名前はわかったし、ホームページもあるけれど、アクセス情報がない…というホームページもよくある失敗の一つです。
Google Mapなどの、地図を掲載したり、分かりにくいところにある場合は、細かい道順や、公共交通機関を使った場合の最寄りなどを掲載しておくことをお勧めします。
親族などに、場所を知らせたりするために、ホームページのURLを共有したりする場合もあるかと思いますので、しっかり掲載しておきましょう。
【失敗例5】お問合せ先が分かりにくい
いろんな情報をホームページを使って、知ることができたけど、いざ問い合わせをしようと思った時に、お問合せ先が分からない…というホームページをよく見かけます。
電話番号を目立つところに掲載したり、忙しい方向けにお問合せフォームを設置したり、問い合わせ先を明らかにしておくことが大切になります。
ただ、問い合わせ先をホームページ内に用意しておくのではなく、しっかり誰がみても、どのページからでもわかるように、ページの上部と下部にしっかり掲載しておきましょう。
また、電話番号を掲載する時には、番号の近くに対応可能な時間も併せて掲載しておくのが親切です。
まとめ
寺院(お寺)のホームページでよくある失敗例を5つご紹介いたしましたが、どの例も情報をしっかり出せていないというところが共通点だとご理解いただけたかと思います。
自分が、初めて自分の寺院(お寺)のホームページを見たと思って、客観的に情報の不足を判断していく必要があります。
どんな用途で寺院(お寺)をさがしているのか、その人はどんな情報を探しているのか、抜け漏れなくホームページにしっかり掲載しましょう。
ただ、あるだけのホームページでは勿体無いので、しっかりあなたの寺院(お寺)と、閲覧者にとってためになるものにすることが大切です。